アレクサンドラ・コヴァチュ駐日セルビア共和国特命全権大使は、日本正教会のセラフィム府主教座下の着座を祝福し、セルビア正教会のポルフィリイェ総主教聖下からの書簡と贈り物を東京のニコライ堂で手渡しました。
ポルフィリイェ総主教聖下は、特別な伝統技術で制作された聖サヴァの肖像画を描いたイコンをセラフィム府主教座下に贈りました。
セラフィム府主教座下は会話の中で、両教会の兄弟的な関係を象徴する貴重な贈り物を贈ってくださったポルフィリイェ総主教聖下に感謝の意を表明しました。また、セルビア正教会との協力と友好関係をさらに強化していく意向を示しました。さらに日本正教会が近年、セルビアのコソボ・メトヒヤ州にある世界遺産、セルビアの宗教的記念物が危機に瀕している状況を日本国内で広く伝えるために尽力してきたことに触れました。
セラフィム府主教座下は、東京のニコライ堂では、特に日曜の聖体礼儀の際に日本に住むセルビア人信徒に会う機会が増えていると述べました。また、最近では観光客として東京を訪れ、ニコライ堂を訪問するセルビア人が増えていることにも言及しました。さらに、以前に比べて正教徒の日本人がベオグラードを訪れる機会が増えていることも強調しました。
コヴァチュ大使は、セルビア正教会のポルフィリイェ総主教聖下への贈り物に対する感謝の意を表明するとともに、今後のさらなる協力への意欲に感謝を述べました。