詩人・翻訳家でベオグラード大学日本語学科教授の山崎佳代子さんの書籍『パンと野いちご:戦火のセルビア、食物の記憶』(勁草書房)の刊行を記念して、8月7日にセルビア共和国大使館でトークイベントが開催されます。
日 時:8月7日(火)19時開始(18時30分開場)
場 所:セルビア共和国大使館
入 場:無料(要予約)
※定員に達したため、募集を締め切りました。
登壇者:
阿部日奈子(詩人)
ぱくきょんみ(詩人)
山崎佳代子(詩人)
阿部日奈子(あべ ひなこ)
詩人。詩集に『植民市の地形』(七月堂、歴程新鋭賞)をはじめ、『典雅ないきどおり』、『海曜日の女たち』(高見順賞)、『キンディッシュ』(以上、書肆山田)、翻訳にダニエル・シュミット『楽園創造 書割スイス文化史』(平凡社)など。
ぱくきょんみ
詩人。第一詩集『すうぷ』(紫陽社)を1980年に出版して以来、詩やエッセイをさまざまな媒体に掲載。詩集に『すうぷ』(ART+EAT BOOKSで復刊)、『そのコ』『何処何様如何草紙』(以上、書肆山田)など、エッセイ集に『庭のぬし 思い出す英語のことば(クインテッセンス出版)、『いつも鳥が飛んでいる』(五柳書院)、絵本に『ごはんはおいしい』『はじまるよ』(福音館書店)など。
山崎佳代子(やまさき かよこ)
詩人・翻訳家。1981年、ベオグラードに移り住む。ベオグラード大学文学部にて博士号取得(アバンギャルド詩、比較文学)。詩集に『みをはやみ』(書肆山田)など、翻訳書にダニロ・キシュ『若き日の哀しみ』(世界文学全集、河出書房新社)など、エッセイ集に『ベオグラード日誌』(読売文学賞、書肆山田)、共著に『ろうそくの炎がささやく言葉』など。
※スペシャル・サプライズ
角岡太郎(かどおか たろう)、セルビア民俗音楽演奏
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書 籍:『パンと野いちご:戦火のセルビア、食物の記憶』
著 者:山崎 佳代子
出版社:勁草書房
発売日:2018年5月10日
判 型・ページ数:四六判・336ページ
価 格:本体3,200円+税
戦時下で、難民状況の中で、人びとは何を食べ、何を考えていたのでしょうか。
卵と生クリームなしのマーブル戦争ケーキ。停電で溶けだした冷凍庫の肉で銃弾に怯えながら催すバーベキュー大会……。
第一次大戦、第二次大戦、ユーゴスラビア内戦、コソボ紛争と戦争の絶えないバルカン半島のセルビアに長年にわたって暮らす山崎さんが、お友達から戦火のレシピを聞きとり、一冊の本にまとめました。
食べ物とは思い出のこと。料理とは甦りのこと。繰り返される歴史のなかの、繰り返しのない一人ひとりの人生の記憶と記録。戦火のレシピ、おいしいセルビア料理のレシピ付き。
【著者】山崎佳代子(やまさき・かよこ)
1956生まれ、静岡市育ち。詩人・翻訳家。北海道大学露文科卒業後、サラエボ大学文学部、リュブリャナ民謡研究所留学を経て、1981年、ベオグラードに移り住む。ベオグラード大学文学部にて博士号取得(アバンギャルド詩、比較文学)。詩集に『みをはやみ』(書肆山田)など、翻訳書にダニロ・キシュ『若き日の哀しみ』(世界文学全集、河出書房新社)など、エッセイ集に『ベオグラード日誌』(読売文学賞、書肆山田)など。 |