非営利任意団体「EU・ジャパンフェスト日本委員会」は欧州文化首都との関係強化や、この映えあるタイトルに輝いた欧州各都市の紹介といった活動内容の報告を目的に、在京アイルランド大使公邸にて年次総会を開催しました。年次総会には委員会のメンバーである、欧州文化首都の置かれる各国の大使、また「EU・ジャパンフェスト日本委員会」の活動を支援する日本企業の代表者たちが出席しました。
各代表者によるスピーチでは日本とヨーロッパの文化的紐帯と交流を深める上で「EU・ジャパンフェスト日本委員会」が担う建設的で、重要な役割が強調されました。またこれまでの30年間にわたる欧州文化首都と「EU・ジャパンフェスト日本委員会」との間の協力と共同作業に数万人もの芸術家が参画してきたことに対して賞賛の声が相次ぎました。特にコロナ禍にある現在こそ文化や芸術に対する関心を高め、これらの分野での共同作業を通じて世界規模の様々な課題を克服する必要がある、との見解で一致しています。本年の欧州文化首都であるセルビアのノヴィサドとの協力関係も高く評価され、特に日本の代表者からは現地訪問を希望する声が聞かれました。
コヴァチュ大使はEU加盟候補国からの初の欧州文化首都としてセルビアのノヴィサドが選出されたことに触れ、ノヴィサドが掲げる欧州文化首都関連のコンセプトやプロジェクトの数々、またノヴィサドがこれまでにヨーロッパで受けた賞の数々を紹介しました。ノヴィサドでの開催には遅れが伴ったものの、開催年となった2022年がセルビアと日本の友好関係140周年、及び「EU・ジャパンフェスト日本委員会」発足30周年と重なる年となったことの喜びを表明しました。
総会には欧州文化首都ノヴィサドのNoviSad2022チームからプロモーションビデオとメッセージも寄せられています。
©Brian Scott Peterson |