Printer Friendly Version セルビアと日本の友好関係140周年を記念した展覧会とコンサート「芸術で繋ぐ両国の人びとの心」を開催しました(2022/4/22) @ 26 April 2022 08:29 AM
 
駐日セルビア共和国大使館はセルビアと日本の友好関係140周年を記念し、港区の赤坂区民センターにて展覧会とコンサート「芸術で繋ぐ両国の人びとの心」を開催しました。
東京外国語大学民族舞踊団「スィランガン」がセルビア中央部シュマディヤ地方の民族舞踊を披露し、また有名なフルーティストの齋藤友紀氏、チェリストの薄井信介氏、ピアニストの金益研二氏がセルビアの作曲家の作品や伝統曲、および日本の著名なメロディーの数々を演奏しました。
 
会場を訪れた200人以上の方々が現代の作曲家アレクサンダル・ヴーイッチ氏による「ワルツ」と「セルビアのコロ」に聴き入り、また「ベオグラードの4月」、「あの彼方に」、「愛の苦しみ」、「山麓をさまよう娘」、「ひばり」、「ドリナ川行進曲」といった有名な曲の数々を満喫しましたが、セルビア語と日本語で歌われた日本の童謡「たなばたさま」は特に関心を引いていました。
コンサートのほかにロビーでは日本写真協会正会員の写真家、狩野剛史氏がセルビアを訪問された際に撮られた写真の数々が展示されました。同氏は2019年に欧州文化首都NoviSad2021/2022の国際交流プログラム、“Artists in Residence”を通じてノヴィ・サドに滞在され、同市でも写真展を開催されています。
 
アレクサンドラ・コヴァチュ駐日セルビア共和国特命全権大使はそのスピーチの中で来賓の方々を歓迎し、これまで140年間続いたセルビアと日本の関係は、連帯感と文化・芸術分野での交流という2つの特徴に根付いていると指摘しました。特に後者については人類がこの世に現れてから存在する、普遍の感情と価値観とを基盤とした交流だと評価しました。大使はまた本イベントにて素晴らしいパフォーマンスと作品を披露し、それらを通じて来賓の方々に更なる紐帯と相互理解を訴えたアーティストたちに対して感謝の意を述べました。
 
駐日セルビア共和国大使館が主催したこのイベントには港区、セルビア日本音楽交流推進の会、日本セルビア協会、日本写真協会、東京外国語大学、そして東洋英和女学院大学や青山学院大学の学生の皆さんなど大使館の友人の方々にご支援をいただきました。