Printer Friendly Version ベオグラード市交通局と日本の国際協力機構(JICA)の代表者が大使館を訪問しました(2023/1/25) @ 30 January 2023 04:58 AM
 
ベオグラード市と日本の国際協力機構(JICA)が進める3年間の技術協力プロジェクト「公共交通改善プロジェクト」の一環として、ベオグラード市交通局の代表者7名が横浜のJICAセンターに滞在し、10日間の研修を受けました。彼らは日本での滞在の最後に東京の大使館を訪問し、コヴァチュ大使に日本訪問や横浜での研修についての感想を報告しました。
 
コヴァチュ大使はJICAバルカン事務所の下に実施された数々のプロジェクトでの関係者の継続的なコミットメントや長期にわたる実りある協力について謝意を表明しました。また大使は、セルビアにボランティアを派遣するメカニズムを通じて達成された両国間の絆と交流における質の高い結果の数々に言及しました。
 
コヴァチュ大使は、日本が2002年に無償資金協力したいわゆる“黄色いバス”がベオグラード市民の交通手段として今も使われていることの象徴的な意義について触れました。街が急速に拡大し、人口が増加している現状において、公共交通を実際のニーズに合わせて最適に維持することは一種の挑戦であると述べています。大使は来訪者を歓迎し、「このような研修プログラムと日本訪問が再び可能となったことにより、他国のシステムの利点やセルビア国内での適用の度合いをより現実的に理解することが可能となった」と結びました。