長井忠氏および丸山純一氏への叙勲式(2025年12月17日)
式典においてコヴァチュ大使は、個人の努力と献身が、セルビアと日本の間に永続的な友情の架け橋を築いてきたことを強調しました。とりわけ、セルビア旗一等勲章を受章した長井忠氏については、セルビアとの緊密な関係構築への多大な貢献、同国との個人的な深い結びつき、困難な時期における支援、そして相互理解と協力の強化に向けた長年の尽力を高く評価しました。
また、セルビア旗二等勲章を受章した丸山純一氏については、政治対話および経済協力の活発化、さらに安倍晋三内閣首相によるベオグラード公式訪問という歴史的出来事に象徴される、両国関係の新たな段階において重要な役割を果たした点に言及しました。大使は、両氏のセルビアとの友好関係への献身に深い謝意を表するとともに、勲章を授与しました。
また、日本の成長戦略担当大臣である城内実氏は、受章者両名の二国間関係への卓越した貢献を称え、国家および国民同士のつながりや交流を発展させる上で、個人が果たす役割の重要性を強調しました。
長井氏は挨拶の中で、今回の高位の叙勲に対する謝意を述べるとともに、すでにセルビア(旧ユーゴスラビア)旗二等勲章を受章していることにも触れ、今後も日本セルビア協会での活動を通じて、両国の友好関係強化に貢献していく決意を示しました。
丸山氏は、叙勲への深い感謝の意を表し、このような栄誉ある評価が、セルビアと日本の結びつきと協力関係の一層の強化に向け、今後さらに尽力する大きな励みとなると述べました。
叙勲式終了後にはレセプションが催され、出席者はセルビア産ワインや伝統料理を味わいながら、和やかなひとときを過ごしました。
会場には、上山直英名誉総領事をはじめ、日本外務省関係者、明石康氏、元大使経験者、日本セルビア協会の関係者、企業関係者、学術・文化分野の代表者など、多くの大使館関係者および友人が出席しました。

