2024年12月16日大阪にて、2025年に開催される大阪・関西万博のセルビア共和国館の上棟式が執り行われました。この式典にはアレクサンドラ・コヴァチュ駐日セルビア共和国大使をはじめ、セルビア共和国政府ジェネラルコミッショナー・内外通商省次官であるジャルコ・マリノヴィッチ氏、セルビア共和国政府事務局補佐官のダニエル・ニコリッチ氏、在阪セルビア共和国名誉総領事である上山直英氏、経済産業省大阪・関西万博統括調整官の森田健太郎氏、そして施工業者およびパートナー企業の代表者らが出席しました。
式典でのスピーチではマリノヴィッチ ジェネラルコミッショナーとコヴァチュ大使が、この上棟式がセルビアの大阪万博への献身を象徴する重要な節目であると強調しました。
マリノヴィッチ氏は大阪万博を通じてセルビアが国際協力、知識の共有、そして国々を結ぶ架け橋を築くことの象徴となると述べました。また、セルビアがダイナミックな未来志向とホスピタリティにあふれた国であることを世界に示す貴重な機会であり、このビジョンの実現に貢献したすべての関係者に感謝の意を表しました。
コヴァチュ大使は日本の地でセルビアが初めて参加するこのような式典が、セルビアと日本両国の友好関係を象徴する架け橋となる象徴的な行事であると述べました。そしてこの上棟式がセルビアと日本のさらなる結びつきを促進し、ダイナミックで揺るぎないパートナーシップの構築に向けた重要な一歩となることを期待していると語りました。また2027年にベオグラードで開催される国際認定博覧会「人類のためのゲーム―音楽とスポーツをすべての人に」への日本の参加にも期待を寄せました。
森田健太郎氏はセルビア館の建設が計画通りに進み、その迅速さと献身が示されたことに対する日本側の謝意を伝えました。またセルビア館の建設技術が持続可能性の理念と調和している点を高く評価しました。さらに施工業者のBeyond Limits社代表者もセルビア館が最新技術を取り入れた建築物としての初の事例となったことを紹介しました。
その後、上棟式出席者全員が梁にサインを行い、その梁がセルビア館の屋根構造に取り付けられました。