1月31日、アレクサンドラ・コヴァチュ大使は、今川拓郎総務審議官(国際担当)と会談しました。今川審議官は、AI、サイバーセキュリティ、データセンター、先端技術を担当しています。
コヴァチュ大使は、2024年12月初旬にベオグラードで開催されたGPAIサミットへの今川審議官の参加に対し、感謝の意を表しました。また、2月9日にパリで開催されるGPAI閣僚会合への日本の参加に関する書簡を手渡し、適切な代表の派遣を要請しました。
さらに、大使は、日本との包括的な関係、特に経済関係の強化に向けたセルビアの意欲を伝えました。加えて、セルビアへの投資に対する日本企業の関心の高まりを支援するための環境整備についても説明しました。大使は、具体的な投資案件や、セルビアに進出している日本の先端技術企業の状況、BIO4キャンパスやSociety 5.0といったプロジェクトへの日本企業の関与についても紹介しました。また、セルビアは欧州で最も急成長している経済の一つであり、日本のセルビアにおける制度的な存在感の強化が重要であると強調しました。
これに対し、今川審議官は、2023年12月のベオグラード訪問時にGPAIサミットの円滑な運営と、セルビアのホスピタリティに深く感銘を受けたと述べました。また、セルビアのデジタル産業が成長しており、両国間の協力をさらに発展させる大きな可能性があると評価しました。
今川審議官は、日本がAIサミットおよび2月9日にパリで開催されるGPAI閣僚会合への参加準備を進めていることを確認しました。