セルビア共和国大使館はセルビア政府の2025年大阪・関西万博担当ジェネラルコミッショナーと共に、セルビア建国記念日に際してのレセプションを開催しました。このレセプションは日本の近代化の過程における憲法の議論が行われた象徴的な場所である、歴史的な明治記念館にて執り行われました。
この催しにはイェレナ・ジャーリッチ・コヴァチェヴィッチ行政・地方自治大臣が出席しました。大臣はスピーチの中で、セルビアの建国記念日を東京で祝うことは世界最大級の国際博覧会である2025年大阪・関西万博の開幕式を2か月後に控えた、特別な機会であると強調しました。さらにセルビアは地域で唯一のパビリオン出展国であり、また2年後にはベオグラードが国際認定博覧会の開催地となり、イノベーション、テクノロジー、文化、教育の中心都市となると述べました。またセルビアは同じく2027年に開催される横浜の国際園芸博覧会にも参加する予定であることを発表しました。
またマルコ・ジューリッチ外務大臣はビデオメッセージを通じて、主の迎接祭(建国記念日)がセルビア国民と国家のアイデンティティにとって重要な意味を持つことについて語りました。
アレクサンドラ・コヴァチュ大使は歓迎のスピーチの中で、セルビアと日本の長年にわたる二国間関係の重要性と、その優れた歴史的遺産が今後の更なる発展の大きな可能性を秘めていることについて述べました。
またジャルコ・マリーノヴィッチ2025年万博担当ジェネラルコミッショナー兼内外通商省次官代行も来場者に向けて挨拶を行いました。
日本側からは城内実経済安全保障担当大臣、藤井比早之外務副大臣、逢沢一郎日本・セルビア友好議員連盟会長、岩井睦雄セルビア・日本ビジネスクラブ会長がスピーチを行いました。
また特別な文化芸術プログラムも披露されました。ベオグラード・オペラ劇場のメゾソプラノ歌手、リュービッツァ・ヴラネシュ氏、ピアニストのラザル・マリッチ氏、日本のフルート奏者、吉川久子氏が、式典の冒頭で日本とセルビア両国の国歌を演奏し、その後、日本の有名な曲「さくら、さくら」と、「タモ・ダレーコ(遠い彼方に)」をはじめとするセルビアの代表的な楽曲の数々を披露しました。
さらに東京外国語大学のシランガン民族舞踊団が、セルビアのシュマディヤ地方の伝統舞踊を披露し、会場を大いに盛り上げました。
来場者にはセルビア産のラキヤやワインが振る舞われ、セルビアジュニアシェフクラブのシェフ達が用意したセルビア伝統料理をご堪能いただきました。
レセプションには日本の各種機関代表者、国会議員、日本セルビア協会会員、投資家や経済界関係者、セルビア・日本ビジネスクラブ会員、日本正教会関係者、文化・学術関係者、在日セルビア人コミュニティ、そして多くの大使館関係者やパートナーの皆様が出席しました。