セルビア共和国外務省は12月10日の「世界人権デー」を記念して、1948年同日に国連総会で採択された世界人権宣言の成果と価値に対する取り組みを改めて表明します。
世界人権宣言の原則は、その分野における国際法設立の根幹となり、人権の擁護と促進に関わる国際システムを成立させ、唯一無二の現代文明社会を形成しました。今日の私たちに課せられた義務は、人権の尊重、人権基準の促進、取り組みの履行管理、人権保護に関連する国際機関及び地域機関との連携であり、そのために国際システムを維持および強化することです。
セルビアは人権の普遍的な価値を尊重し、国際人権文書の実践に取り組んでいます。国連人権理事会、欧州評議会、欧州安全保障協力機構と継続的に連携を取ることは、すべての国内機関の重要な活動の一部であり、国際人権基準を満たすための一貫した取り組みです。
この度の世界人権デーを機に、コソヴォ・メトヒヤ自治州に住むセルビア人及び非アルバニア人に対する権利剥奪を改めて指摘するとともに、国際社会に対して人権保護、避難民の帰還、財産返還の実現を呼びかけます。