セルビア共和国のアレクサンダル・ヴチッチ大統領は8月4日、「嵐作戦」のセルビア人犠牲者及び追放者を記憶する日(8月5日)の記念式典に出席しました。
ヴチッチ大統領の声明は下記の通り(抜粋)。
今日は1995年8月に起きた残酷なポグロムの記憶を再び呼び起こす日です。25万人以上のセルビア人が追放、逃亡、民族浄化の対象となりました。今一度、私たちは誰であるか、何であるか、どこから来たのか、そしてどこへ行くのか、と思い出さなければいけません。今晩、私たちが共にいること、私たちがどれほど自分たちの民族を愛しているかと自覚していることに感謝します。
今日ほど歴史が書き直される世界はありません。私たち以外の人間が私たちに対して行ったことや私たちの存在を望まなかったこと以外にも、私たち自身も過去のことを忘れようとしていたことを思い出しましょう。
真実に目を背けることは、犠牲者だけでなく、私たち自身、すべてのセルビアやクライナの人間、セルビア、国家の未来に対する犯罪でもあります。
私たちの使命は私たちと新しい世代のための幸せな未来作りです。今日のセルビアは、明確なアイデンティティと記憶の文化に基づいています。
「嵐作戦」とすべてのポグロムで犠牲となったセルビア人に永遠の栄光をお祈りします。あなたたちの子供たちはセルビアに住み、皆から助けられ、愛され、そして成功しています。安らかに眠りなさい、セルビアの鷹よ。子供たちの未来を紡ぐことを私たちは誓います。