この表敬訪問の中でコヴァチュ大使は、今年のセルビアと日本の友好関係140周年に伴う記念行事が、二国間の関係をさらに前進させる契機となることへの期待を表明しました。「両国の長い友好関係の歴史の中では数々の困難な時期もあったものの、戦争や自然災害といった困難な状況下に両国の市民の間で示された連帯は両国の関係の強化に多大な影響を与えた」と語りました。
またコヴァチ大使はこれまでの日本からの様々な支援に対して改めて感謝の意を表し、二国間の政治対話の強化が日本の投資の増加、ひいてはセルビアの経済発展に寄与していることを指摘しました。
コヴァチ大使はまたセルビアが今後も欧州の道を歩み続け、地域の平和と安定の維持・促進に引き続き力強く関与していくことを強調し、セルビアの欧州統合プロセスや、対西バルカン協力イニシアチブの枠組みにおける日本の支援を高く評価しました。
大使はセルビアと日本が共有する普遍的価値観についても触れ、「ウクライナ危機にあたってもセルビアが様々な支援モデルを通じて国際社会における連帯の精神に大きく寄与したことを確信している」と語りました。