2022年11月16日、セルビアと日本の友好関係140周年記念行事の一環として、駐日セルビア共和国大使館にて「落語と音楽の夕べ」が開催され、落語家の三遊亭楽麻呂師匠とソプラノ歌手の平岡貴子さん、そしてピアニストの門田佳子さんが出演されました。
駐日大使館での公演は、今年9月にこのアーティストたちがセルビアに滞在し、江戸時代の日本文化やユーモアあふれる日本の伝統的な話芸である落語の公演を実施した後に企画されたものです。
コヴァチュ大使は歓迎の挨拶の中で、音楽とユーモアは常に文化の違いや言葉の壁を乗り越える術を見つけられるものだと指摘し、アーティストたちがセルビアの諸都市で市民に温かく迎えられたことを嬉しく思うと述べました。また「落語を介して日本文化を広める会」、セルビア日本音楽交流推進の会、そして数多くのスポンサーに向けて、セルビア、そして大使館に集まった聴衆に、特別な機会を提供していただいたことへの謝辞を述べました。
元駐セルビア日本国大使で現在日本セルビア友好協会の副会長を務める角崎利夫氏は今回の公演でセルビアを訪問した際の感想を述べ、またセルビア大使館に支援への感謝の意を表しました。
平岡貴子さんと門田佳子さんによって日本語とセルビア語での「たなばたさま」やセルビアの恋愛詩「なぜ私の想いはもがくのか」などが歌われたほか、三遊亭楽麻呂師匠からはユーモアあふれる一席とセルビア公演中の逸話が披露されました。
大使館での公演終了後には、出席者にセルビアのワインや料理が振舞われました。